釣り物件について
釣り物件・おとり広告って言葉はご存知でしょうか?
これは不動産業界の世界では常に存在してしまう用語でもあります。
内容
インターネット・店頭紹介などで、問い合わせがもらえる案件を契約済みの状況とわかった状態で掲載(掲示)している案件です。問い合わせがない案件より問い合わせがとれる案件のが不動産屋にはメリットがあります。
悪質なのは、実際に問い合わせがあっても『無いことを隠し、あるからと店頭に誘導します』
そしてお店に行くと、『申込が入ってしまった』と言って別の物件を紹介します。
『今さっき申込が入った』、『この案件実は事故がありまして』などと言ってるのも同様の営業トークです。
そして、お客様はわざわざ来たからと他の家を紹介してもらいます。
これを案件で釣っているので釣り物件と呼ばれております。
対処方法
これは存在しません。物件待ち合わせにし見せてもらう事も可能です。古い契約済みなら既に住んでいるのでこの方法を使うと、今日は見れないなどと言ってごまかしてくると思います。ですが、契約は終わったり申し込みが入っていてもまだお部屋を見ることが可能な物件もあります。この場合は、その事実を隠し案内をしてくれます。その後、申込となった時に、他で申し込みが入ってしまったなどと言ってうまく終わらせます。
故意と偶然
全てが『釣り』や『おとり』とは限りません。来店している隣のお客様が申込をしている場合もあります。不動産は同時に紹介されているので、本当にタッチの差で無くなることもあります。一斉に申込受付開始となると対応が早い人の勝ちになるのでランチの後で申込しますとか、では週末見に行きますとのんきな事を言ってると無くなることもあります。
逆に、完全に故意でうそをついている場合もあります。
ポータルサイトの仕組み
ポータルサイトとは入り口という意味ですが、一括問い合わせサイトや複数の会社の情報をまとめて紹介しているサイトを言います。不動産情報の場合は、SUUMO(スーモ)、アットホーム、 HOME’S(ホームズ)などの事を言います。
このポータルサイトは、利用者は無料で利用できますが掲載している不動産屋は有料です。不動産屋は月々何件をいくらで掲載するかの契約の元で物件情報を掲載しております。この事から有料で支払ったお金を回収するため古い情報を掲載している事もあります。
これはインターネットで検索すると出てきますが、何度もこのおとり広告について指導が入っております。
ポータルサイトの情報は鵜呑みにせず、相場を知るためにみるくらいのつもりでいないとダメです。
新着情報と言っても不動産屋専用サイトでの新着情報ではなくあくまでそのポータルサイト内での新着情報です。古い情報を更新しただけでも新着情報になってしまうので注意です。
おとり広告をやるお店
来客が少ないお店です。一般的には路面店と言われる道路に面していない店舗(ビルの5階)や裏通りなどにあるお店が多くやります。商売なので売り上げを作らないといけないためこのようなあくどい方法を使います。
また、地方の方の集客を行っている店舗はほぼ必ずと言っていいほどやります。理由はお客様が無知だからです。
ばれないと思いこの方法を使います。
地方の方の集客を行っているお店はターミナル駅など主要のJR駅などにあるビルの上に入った不動産屋です。
このようなお店は極力利用しないほうがよいです。