入社を考える大学生へ
不動産会社への就職はどうなのか?
オープンハ〇スなど大手不動産会社でもたくさんの人数を必要としていると思います。
そこで不動産会社への入社はどうなのか?理想と現実部分も含めお話します。
まず、【基本はブラック】
何を言おうとここは基本中の基本です。
ただ、何を持ってブラックというのかは個々にも基準はあると思います。
- 休日出勤がある
- 隠れ残業がある
- 先輩との強制的な飲み会
- 有給は使えない
- 決められた休憩時間はない
- パワハラやセクハラがある
このようなお話はよく聞きます。
これは大手であっても中小でも変わりません。
不動産屋さんの特徴は、
- 給料が高い
- 将来に役立つ知識がつく(投資・売買・家について)
- チームより個の評価がつく事が多い
- お客様と直接接する事ができる仕事
- 接客業の中では理不尽なクレームは少ない
- 将来武器になる資格がとれる
このような点があります。
別の職業によっては、辞めたらそれまでの会社は多いですが、不動産業は転職や独立は行いやすい業種と言えます。
基本的には、営業職で賃貸や売買で売り上げた金額がそのまま給料に反映される会社は多く、売買がメインの会社だと収入が1~3千万円も普通にある事です。
ただし、売れない時は年収は5~6百万と一気に下がるので税金だけで大変な目に合います。
また、金銭感覚がくるいやすく2千万円なら2千万円の生活をしてしまうので、翌年5百万円だった場合には、1千万円以上の借金を作ってしまう事も。
夢のある仕事ですが、それだけの年収をもらうにはその分仕事時間も長く、寝ても起きても一日中仕事モードにはなると思います。
また、給料が高くもらえる会社はノルマがあるので、ノルマが達成できない場合は、パワハラや精神的に疲れてしまうほどの圧力もあると思います。
逆にノルマがない不動産会社では、案内員・事務作業員といったバイト間隔なので、気楽に楽しくできますが収入への期待は難しいでしょう。
大手と中小の違い
大手不動産会社と中小企業の不動産会社の一番の違いは、宅建が取得できるかどうかです。
宅地建物取引士は不動産業では取得を求める会社が多く、宅建=不動産で必要な資格と考えられております。
そこで企業では勉強会など、会社全体で宅建の取得を目指しております。
これは大手も中小も同じく行っている取組みですが、
大手:勤務時間中に勉強をする時間がある。取得が絶対で今後の勤怠に係る
中小:売上が絶対で、勉強は時間外などで行う事が多い。ただし取得しないと勤怠に影響する事もなく、あくまで売上を上げる事のが重視される
この点から、大手不動産会社に努めた方が取得はしやすくなります。
宅建の使い道
業務ではほとんど使いません。知識の証明という部分では宅建を持っている人間のが詳しいようにみえますが、実際はそんな事もないです。
ただ、法律的に宅建が必要なのは契約時に、必要な書類を読む時に宅建の免許が必要です。その契約以外には宅建は使わないので、契約担当がいる会社では特に営業マンは宅建はもっていなくても仕事はできます。
スキルアップ
個の能力をあげて、どんな会社(社会)でも通用する人間になる。
将来は独立を考えている。
成功者になったら、不動産の1棟や2棟を持ってみたい。
そう考えられる大学生でしたら、不動産屋は向いていると思います。
多少きつい時期もありますが、強い自分にスキルアップは間違いなしです。
逆に、仕事よりプライベートを優先した生活を送りたい。
休みは旅行にいったり、しっかり定時で帰りたいと考えている方には不動産は不向きです。
全てがブラックに感じるでしょう。
プライベートが優先なのか?
収入が優先なのか?
は、個々によって異なります。
実際、そこを間違ったり考えずに不動産屋に入ってしまう人も多く、新卒での離職率は大変高い状態です。
一日中看板を持って町に立つ予定ではなかった。
そんな声もチラホラ聞こえます。
- 売買がメインなのか?
- 賃貸がメインなのか?
- 自社所有建物を売るのか?
- マンションなのか戸建なのか?
- ターミナル駅の店舗なのか?
- 街の不動産屋なのか?
ここでも仕事内容はガラッと変わります。
不動産屋の仕事内容を見てみたいときは、お客様になり切って実際に不動産屋に来店してみるのも良いと思います。
就職についての考え方
どんなに収入が高くても、その生活を維持のために高級なブランドを身に着けたり、付き合いで良いお店に行くなどと出費がかかる生活スタイルがあります。
収入が1,000万円で貯金が0円、収入が500万円で貯金が1,000万円。
この違いは本人の努力以外に、仕事で受けるストレスからストレス解消に給料を使う仕事や、高い給料をもらうために高いお金を使わないといけない。
そんな会社もありますので、金額だけで決めるのは危険です。